つまらない話
おはようこんにちはこんばんは。
今日も仕事疲れて半目ながらも必死にブログを書き綴っています。
ふと今日仕事中に思い出したことがありまして。
その思い出した出来事について、綴らせてください。
それはもう私が社会人1年目のなりたてホヤホヤの時。
研修が終わり、部署に配属された時の話です。
私はコミュ障の陰キャなのですが、実は愛想だけは抜群に良く、
初めて部署に配属された時も常ににこやかにしていました。
そんな私の隣に座っていたのが、当時40代の先輩です。
非常におせっかいながらも優しい方で、お菓子をくれたり、話しかけてくれたり、、
新人のわたしを度々気にかけてくれていました。
そんな先輩ですが、一つだけ困ったことがありました。
非常に話がつまらない
もう本当に困ってました。
優しいし仕事もできるし、みんなからも好かれてるいい人なんです。
ただただ話は非常につまらなく、
昨日の晩ご飯は何を食べたから始まり、明日は何を作るか、昨日は何時に寝たのかなど、他人が聞いてもさっぱり面白くない話を忙しいときに振って来ます。
百歩譲って、私が先輩に興味津々だったならともかく。そこはコミュ障陰キャな私です。
基本的に他人に興味がないので先輩の食卓事情には全く興味がありません。
新人とはいえど忙しい時は忙しい為、仕事に集中したいのですが、生憎先輩の話を無視できる度胸も器量もない為にこやかに相槌を打ちながら話をきいていました。
慣れてくると、頭の中では仕事のことを考えながら相槌をうつようになっていました。
そんな状態が半年ほど続いたある日。
部署間での席替えがあり、先輩の隣の席から移動することになりました。
つまらない話から逃れられる!と思った私は内心ルンルンでしたが、顔だけは寂しそうに先輩へ別れの挨拶をしました。
先輩は少し寂しそうに、
「家でも会社でも、話を聞いてくれる人が居なくて寂しかったんだけど、
ももまろんさんがいつも話を聞いてくれて嬉しかったよ。ありがとうね」
とお菓子をくれました。
私は罪悪感でいっぱいでした。
なんでもっと先輩の話をきちんと聞かなかったんだろう。
質問を投げかけなかったんだろう。
先輩について知ろうとしなかったんだろう。
今でもつまらない話を聞くと、先輩のことを思い出します。
寂しくて、人と話したかったから話題を振り絞ってたのかな、
今でも隣の席の人につまらない話をしているのかな。
あの時つまらなくってつまらなくって仕方がなかった先輩の話を、
なんとなくもう一度聞きたくなった今日でした。